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考古博物館

南京石頭城遺跡博物館入口デザインコンペティション

この設計案は清涼山貯水池の跡地を生かしデザインしたものです。この土地が持つ重厚な歴史背景を尊重しながら、持続可能な設計の原則を十分に考慮し、山体を削り落とすことで地形を整理し、それによって周辺にある遺跡と地下貯水池を繋げたから元々暗くて湿った地下の環境は、今後の展示およびその他の用途にも適した場所に変えるとともに、文化性および公共性も兼ね備えた考古遺跡の立体公園として改造しました。南京の都市史において謙遜的ながらも象徴的な歴史ランドマークを確立しました。 崇正書院の旧跡の軸を中心に、外側に突き出ているオーバーハングの石板屋根が観光客の目を惹きつける同時に、都市の文脈を呼応しています。設計は清涼山の地形を利用し、山を一段ずつ削り落として上へ伸び上がる階段状の空間を創り出し、その造りによって石頭城公園環状線と博物館がつながり、またその空間は入口のカフェウンジ、チケット売り場および仮設のセミアウトドア展示スペースの機能も備えています。設計案は持続可能な設計理念に基づき、屋上プールと周囲の「気候回廊」を通じて、貯水池の元々湿った暗い地下環境を、自然光の入るそして風通しのよい、快適な温度と湿度のある展示および公共活動のスペースに変身させます。「気候回廊」は機能性の設計要素だけでなく、貯水池の本来の風景を描き出しながら歴史的な外観に呼応します。 設計案は歴史の持つ深い響きと現代の持続可能なコンセプトを融合させることで、人々が快適な現代的な環境の中に時間の重厚感と変遷を感じられます。

プロジェクト情報 プロジェクト名称:石城を辿る:南京石頭城遺跡博物館入口設計案募集コンペティション プロジェクト所在地:江蘇省南京市石頭城遺跡公園 主催機関:南京市計画と自然資源局、南京城壁保護管理中心 アカデミックキュレーション:魯安東 アカデミックモデレーター:李興鋼、柳亦春、陳薇、Philippe Rahm、Ingrid Schroder、魯安東ら 運営機構:南京市石頭城遺跡管理処 実行機関:南京クリエイティブデザインセンター デザイン機関:PILLSアトリエ建築事務所 プリンシパルアーキテク:王子耕 設計担当:汪曼穎、趙怡然、劉靖怡、田宇琪、張耀文、沐璨琦

© Pills Architects, inc.

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