ミッキーバース

作品《ミッキーバース》(Mickeyverse)は一つ架空の考古学発見を虚構し、そしてその虚構の「物」を通してその「物の主体」の現実と創造の間の境界を推論し、混淆させます。私たちは1960年代の航空業界の造形および技術特徴を取り入れ、ミッキーの頭のシミュレーションと使用情景を想像し、博物館に展示される考古発見物を偽って、作品を仕上げました。兜に対する嘘の「考古」を行ったうえその兜を細かく再現することで、ミッキーが存在していた空想世界を構築し、長年以来の芸術イメージと現実の間の曖昧部分を推論し、現実世界における極めてリアルな「虚構」で二次元世界におけるイメージとストーリーの「フィクション」をチャレンジします。 私たちはこの作品を通じて鑑賞者にこのように考えさせたいと思っています：もし人々が考古発掘する際に耳がついている兜を発見したら、この種の生き物が本当に存在していたかを疑うようになるでしょうか？もしかしたらアニメーションはフィクションではなく実話であると思うようになるでしょうか？私たちの歴史に対する理解が既知のものについての推測に基づいたものなら、私たちが構築した歴史とは何でしょうか? 私たちはこの作品を通じて「ミッキーが実在していた」空想世界を構築し、観客に見せることによって、　現実世界における唯一の確実性についての詰問を引き起こし、またさ鑑賞者によるさまざまな解釈を励み、それぞれの解釈は一つ異なる歴史と世界の存在を示しているたえ、それによって複製と物体、仮想と現実、文化的シンボルの構築と解体についての議論を引き起こさせます。

プロジェクト情報 プロジェクト種類:芸術品 サイズ:36x36x36cm 工芸：3Dプリント（感光性樹脂） クライアント：UCCA Lab アーティスト：王子耕 設計担当：汪曼穎、李鵬輝、馮東昇、李申　制作機構：追雲者スタジオ スペシャルサンクス：魯彬